インプラント治療の欠点は何でしょうか?

インプラントの治療は数多くのメリットがありますが、実はいくつかのデメリットがあるのも事実です。インプラントの治療を受ける時にはメリットと同時にデメリットまでしっかりと意識を向けておく事が非常に重要なのですが、どうしてもこのデメリットにはあまり気がつかない事があります。インプラントの治療を受ける時に気をつけたいデメリットについてみなさんにご紹介いたします。

〇手術を伴う
インプラントの治療の大きなデメリットの一つに手術を伴うというデメリットがあります。このため、全身の状態に問題がある方はより体の負担の少ないブリッジや入れ歯を利用した治療を行わなければならない事があり、全身疾患をお持ちの方は注意が必要になります。

糖尿病や高血圧をお持ちの患者さんでは血糖値や血圧のコントロールがうまく行っているのか、また、血液凝固の疾患を抱えている方であれば血液凝固の機能に問題がないかしっかりと考える必要がありますし、膠原病などをお持ちの方もしっかりと炎症のコントロールがうまく行っているのかどうかを考える事が非常に重要です。

インプラントの治療ではこのような全身の病気との関連をしっかりと考える事が非常に重要です。これらの病気以外にも全身疾患をお持ちのかたは一度内科の医師と相談して、インプラントの手術を受ける上で問題が無いかどうか確認をしてもらうように心がけましょう。

 

〇治療の期間が長い
インプラントのデメリットの中でも特に厄介なのが治療の期間です。入れ歯やブリッジの治療では1ヶ月程度で治療が完全に完了するのですが、インプラントではどうしても数ヶ月単位の期間が最短でもかかってしまいます。

インプラントの治療はインプラントと骨が結合するまでの期間を待つ必要があるので、このような治療期間の長さは避ける事ができません。

インプラントは非常にすぐれた治療ですが、どうしてもこのようなデメリットは避ける事ができません。治療を選ぶ時には手術の必要性・治療期間についてしっかりと理解をした上で治療を受けるようにしましょう。