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- インプラント治療について
まず、歯を失った場合の選択肢は3つあります。
入れ歯、ブリッジ、そしてインプラントです。
それぞれにメリット、デメリット、
その人に適しているか否かあります。
当院では、基本的には歯を抜かない、歯を失わないための治療に注力していますが、
どうしても歯を抜かなければならない場合もあります。
その時に考えるべきなのは、残っている歯をどのようにして失わないようにするかです。
というのも、ブリッジや入れ歯は残っている歯に負担がかかります。
ブリッジであれば両側の歯を削る必要があります。入れ歯であれば、両側の歯にクラスプと呼ばれるバネをかける必要があります。そのように、本来ない力を加えるということはそれだけ負担がかかるということです。
ですので、インプラントは第二の予防と呼んでも過言ではないほど、残存歯に優しい治療方法なのです。
インプラント治療は人工のチタン埋入体を欠損歯の代わりに用いる治療で、人工歯根の上に義歯を設置し、まるで自分の歯のように噛める喜びを再び手に入れることができる歯科治療法です。
インプラント治療を受けることで、より健康的で過ごせ、笑顔に自信が持てるようになったという人も多く、入れ歯やブリッジ治療の欠点を補う治療法として注目されています。
インプラントは第三の歯と呼ばれます。
インプラントは、フィクスチャー(人工歯根)、アバットメント(連結部分)、上部構造(人工歯)の3部で構成されています。
まずは、フィクスチャー(人工歯根)を顎の骨に埋め込む外科手術を行います。骨とインプラントが結合するのを待ち、その後上部構造を取り付けます。これがインプラントです。
近年注目されているインプラント治療は適している場合とそうでない場合があります。どのような場合にインプラントが適しているのかを知ることは大切です。また、インプラントと費用や手術後のメンテナンスについても知っておきましょう。
年齢を重ねるとともに歯を失う場合は増える傾向があります。
現在、日本の80歳の高齢者の方の平均残存歯数は約8本といわれ、これは北欧諸国の20本以上に比べると低い数字となっています。
そのため、8020運動が行われています。この運動は80歳になっても歯を20本の残すという取り組みです。
最近の研究では、歯を失うと認知症のリスクが高まるということもわかっています。健康な人では平均14.9本の残存歯があるのに、認知症の疑いのある人の場合は9.4本と明らかに少ないことが分かりました
これは、脳が刺激されにくくなって、脳の働きに影響を与えてしまうということなのです。
インプラントは顎骨の中に埋入体を直接埋め込む治療法ですので、顎骨の中の神経によって脳が刺激されるということが分かっています。そのため、認知症のリスクを低下させるというメリットがある治療法といえます。
つまり、歯が抜けて間もない頃で、顎骨がしっかりしているという場合、インプラント治療は向いています。顎骨がしっかりしていれば埋め込む埋入体の本数は問われません。
しかし、歯を失ってから時間が経過していると、顎の骨が少なくなってしまうのでインプラント治療は難しい場合があります。その場合は、骨造成を行って骨量を増やす治療が選択される場合もあります。
インプラント治療は外科手術ですので、外科手術の際には麻酔が使用されます。心疾患などがある場合は治療自体が行えないという場合もあります。麻酔に制限がある場合はインプラント治療を考え直す必要があると考える歯医者もいます。
インプラント治療を行う場合には、1本につきインプラント1本という基本があります。これは全国どこでも同様です。しかし、ケースによっては、欠損歯が1本でも、埋め込むインプラント体の本数が異なる場合もあります。
インプラント治療はとてもメリットがある治療法ですが、保険適用がありません。そのため、全額自己負担になります。顎の骨にインプラントを埋め込むために外科手術を行う必要がありますので、費用面で負担が大きな治療方法でもあります。そのため、治療費は高額になります。
しかし、インプラント治療は治療水準の高い治療法で、現在ではインプラントによって歯の根っこの部分から作ることができるようになりました。他の治療法では根っこの部分を作るということはできないのです。インプラントの素材も年々改良されており、メンテナンスをしっかりすることで一生歯の代わりをしてくれるというメリットがあります。
インプラントを長く使うために、日ごろのお手入れが何よりも大切です。
手入れをしっかりすることで、長期間使えますが、ケアを怠ってしまうと10年もしないうちに使えなくなるというのがインプラントです。歯周病(歯槽膿漏)の予防ができることで70%の確率でインプラントを守ることができるのです。
インプラント手術後には歯医者での定期的なクリーニングを受けることと、ご自身でのセルフケアが大切になります。
歯医者での定期メンテナンスでは、定期的な健診を受けることで、インプラントとご自身の歯の健康をチェックしてもらいましょう。
セルフケアでは、手術後は柔らかい歯ブラシを使用し、殺菌作用をもつジェルやマウスウオッシュ、歯間ブラシを利用して歯磨きを行いましょう。
インプラントは、自分の歯のように噛むことが出来ます。噛める幸せは、何事にも変えがたいものです。どのような人生を送りたいのかは人によって違いますが、料理を美味しく食べたい、健康でいたいと思う方には、インプラントは最適で価値のある治療方法です。
インプラント治療の無料カウンセリングが行われますので、電話で申し込みができます。無料カウンセリングでは治療について相談などもできます。