インプラントの治療の流れについて

インプラントの治療を受けるときにはしっかりと流れを熟知しておくと役立ちます。インプラントの治療で欠かすことができない治療の流れについてしっかりと知識を身につけ、安心してインプラントの治療を受けることができるようにしておきましょう。

 

1 検査
インプラントの治療を受けるときにはまず、検査から治療が始まります。インプラントの治療を受けると決まった段階で、まず骨の状態を調べるためにレントゲン写真やCTなどの検査を行い、骨に問題点があるかどうかを調べていきます。

骨の内部にある血管や上顎洞などの空間、さらに骨の厚さや神経との位置関係などの様々な要素を調べることができるので、この検査を欠かすことができません。レントゲン写真では歯の根にある問題点の診断もできるので、インプラントを埋め込む近隣の歯に問題が無いかを調べることができ、何か異常が見つかった場合にはこれらの治療を先に行う必要があります。

この他にも、全身状態に問題がある場合には内科などの主治医にお願いをして全身状態の評価をしてもらうことがあります。インプラントの治療に際して全身麻酔が必要な場合にはこのような検査が欠かすことができない場合があるので、何か病気がある場合には注意しておきましょう。

 

2手術

インプラントの埋め込みの次の段階は手術です。検査をして問題なくインプラントを入れることができる場合にはインプラントの手術を行うのですが、治療には1回法と2回法という2種類の方法があり、どちらの方法を利用するのかによって手術の回数とスケジュールが変わります。

2回法の場合ではまず初めにインプラント本体の埋め込み手術を行い、その後インプラントが骨と結合する時間を待つために数ヶ月時間を空けます。この間に骨とインプラントの材料のチタンと骨の結合が完了した後には強固な結合が得られるので、この後に人工の歯を取り付けると非常に強固な土台で物を噛めるようになります。治療期間はかかりますが、非常に優れた治療の選択肢です。

1回法ではインプラントの本体の埋め込みと同時に人工の歯まで取り付ける方法です。インプラントの利用を考えるときに非常に便利な方法で、短期間でインプラントを埋め込みたい方にとって非常にメリットが大きい方法でしょう。すぐに物を噛めるようになるので、あまり頻繁に歯医者に来れない方はいこちらの治療法をお勧めします。

3治療後は定期メンテナンス

治療を受けた後には定期的にメンテナンスを受ける必要があります。定期的にメンテナンスを受けるとインプラントを長持ちさせながら利用できるので、しっかりと毎月クリーニングをして、インプラント周囲炎を防ぐ必要があります。

インプラントの利用を考えるときにはしっかりとメンテナンスまで受けるように心がけておきましょう。