1次オペとは

インプラントを利用する方にとって是非とも知っておいてもらいたいのがインプラントの手術についての情報です。これからインプラントを受けるにあたり適切な知識があることは非常に重要な要素で、インプラント手術を安心して受けることができるように、知識を身につけることは欠かせません。インプラントの1次オペについてみなさんに詳しくご紹介いたします。

 

1 インプラントは手術が必要

インプラントの治療を受けるときにみなさんに抑えておいてもらいたいポイントの一つに、インプラント治療は手術を伴うという点があります。インプラントというのはそもそも人工の体内に埋め込んで利用するものを表す言葉なのですが、歯科用のインプラントというのは一般に歯茎を切開し、顎の骨に金属でできたインプラントという人工の歯根を埋め込む治療のことをさします。このため、インプラントの治療を受けるときには1回または2回に渡って手術を受ける必要が出てくるのです。

2 1次オペの目的

歯科用インプラントの治療で活躍する1次オペという言葉はインプラントを顎の骨に埋め込む1回目の手術のことで、2回法という治療の場合に利用されます。

1次オペではインプラントを顎の骨に埋め込み、骨とインプラントががっちりと結合するのを待つ治療です。インプラントの材料のチタンは特に骨との相性が良く、骨が金属のチタンに向かって伸びてがっちりとくっつく性質があります。

インプラント治療ではこの1次オペの後、上顎で5ヶ月程度、下顎で3ヶ月程度の治癒期間をもうけ、この間に骨の結合を待ちます。このような治療の後に2次オペを行うことになるので、しっかりと治療の流れを把握しておきましょう。

 

3 1回法という選択肢もある
インプラントの治療を行うときには手術を1度で終わらせる1回法という方法もあります。2度に渡って手術を受ける必要がない治療手段なので、1次・2次と2度の手術を受ける事に抵抗がある場合にはこちらの治療手段を検討されるのも一つの選択肢です。どのような治療が良いのか、判断に苦慮したときには歯医者に相談しながら、しっかりと自分にあった治療を受けるように心がけましょう。